中古・更新|判断基準と事例

工場用コンプレッサーは、止まれば即生産停止につながる重要設備です。 しかし現場では、 「まだ動くから使い続けるべきか」 「中古で十分なのか」 「思い切って更新すべきか」 といった判断に悩むケースが非常に多く見られます。

本記事では、中古導入と更新の判断基準を整理し、 実際によくある成功・失敗事例を交えて解説します。

中古か?更新か?判断の基本構造

判断を誤る原因の多くは、価格だけで比較してしまうことにあります。 重要なのは「購入価格」ではなく、トータルコストとリスクです。

判断軸 見るべきポイント
稼働年数 累積運転時間・使用環境
※稼働時間のメーターが付いていない商品は年式から判断しましょう
故障履歴 同一トラブルの再発有無
電気代 最新機との消費電力差
保守体制 部品供給・対応スピード
※中には売りっぱなしで対応いただけない販売業者もいますので購入前に販売担当者や販売会社に前もってアフターサポートの対応可否の質問をしておきましょう
生産影響 止まった際の損失額

中古コンプレッサーが向いているケース

① 稼働時間が限定的な工場

1日数時間、または間欠運転が中心の工場では、 新品を導入しても性能を持て余すケースがあります。 この場合、状態の良い中古機は合理的な選択です。

② バックアップ用途

万一の停止に備えた予備機としては、 新品より中古の方がコストパフォーマンスに優れます。

③ 初期投資を抑えたい立ち上げ期

新設工場や事業立ち上げ段階では、 設備投資を最小限に抑えることが重要です。

中古が向く条件 理由
稼働率が低い 劣化スピードが遅い
停止リスクが低い 生産影響が限定的
短期利用 減価償却前に役目を終える

更新を検討すべきサイン

① 電気代が年々増加している

古いコンプレッサーは、目に見えない形で 無駄な電力を消費しています。 特にインバータ非搭載機では差が顕著です。

② 同じトラブルを繰り返す

修理対応が増えてきた場合、 「直す」より「替える」方が結果的に安くなることがあります。

③ 部品供給が不安定

メーカー供給終了機種は、 1回の故障が長期停止につながるリスクを抱えています。

更新サイン リスク
修理頻発 突発停止
高騰する電気代 利益圧迫
部品入手困難
※近年世界情勢の不安定化により様々な部品の入手が困難になっています
長期停止

判断を誤った失敗事例

事例① 価格重視で中古導入

初期費用を抑えたものの、 故障が頻発し結果的に新品以上のコストに。

事例② 更新を先送り

「まだ動く」と判断して使い続けた結果、 繁忙期に停止し生産ロスが発生。

重要:
中古・更新の判断は「今いくらか」ではなく、 止まった時にいくら失うかで考える必要があります。

経営者・設備担当者が持つべき視点

まとめ

中古も更新も、正解・不正解はありません。 重要なのは、 自社の稼働状況・生産影響・将来計画を踏まえた判断です。

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