「コンプレッサーの電気代が高い」 多くの工場で、毎月なんとなく感じている不満ではないでしょうか。
実はその原因、 コンプレッサーの“出力kW”だけを見て判断していることにあります。
本記事では、 なぜ電気代が下がらないのか 本当に見るべきコスト構造は何かを整理し、 省エネ対策の入口として分かりやすく解説します。
コンプレッサー選定時、 「15kWだから電気代はこのくらい」 そんな計算をしていませんか?
つまり、出力kWはコストの一部にすぎません。
| 要素 | 内容 | 見落とされがちな点 |
|---|---|---|
| 定格出力(kW) | モーター能力 | 実運転とは一致しない |
| 負荷率 | 何%で使っているか | 低負荷運転が多い |
| 運転時間 | 稼働・待機時間 | 無負荷運転が長い |
| 台数構成 | 複数台の役割 | 主機が働きすぎ |
この中で、最も電気代を押し上げているのが 「無駄な運転時間」です。
多くの工場で見られるのが、 エアを使っていない時間でも回り続ける状態です。
これが積み重なり、 「理由は分からないけど電気代が高い」状態になります。
インバータ機・高効率機は確かに省エネです。 しかし、それだけで解決しないケースも多くあります。
| 対策 | 効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| 高効率機導入 | 消費電力削減 | 使い方が同じなら効果限定 |
| 圧力見直し | 即効性あり | 現場理解が必要 |
| 配管改善 | ロス低減 | 調査が必須 |
設備より先に「使い方」を見ることが重要です。
電気代が高い理由が分からない工場の多くは、 現状を数値で把握していません。
これらを把握するだけで、 対策の8割は見えてきます。
コンプレッサーの電気代が高い理由は、
省エネとは、 我慢でも投資でもなく、設計の見直しです。
まずは、自社のコンプレッサーが 「どう使われているか」を疑ってみてください。