エラーが出ないのに調子が悪い理由
― 異音・振動・温度上昇から読み取る故障予兆

「エラーは出ていない」 「一応、動いている」 でも現場では、なぜか不安

コンプレッサーのトラブル相談で非常に多いのが、 「止まってはいないが、いつもと違う」という感覚です。

この“なんとなく不安”は、決して気のせいではありません。 多くの場合、エラーが出る前段階の明確な故障予兆がすでに現れています。

なぜ「異常があるのにエラーが出ない」のか

コンプレッサーのエラーは、以下のような限界値を超えたときに初めて出ます。

つまり、限界に達するまでは「異常扱いされない」ということです。

エラーが出た時点=すでに「かなり悪い状態」

BPC視点では、エラーを待つ運用はリスクが高すぎると言えます。

予兆①:異音|「音が変わった」は最重要サイン

異音は、最も分かりやすく、最も見逃されがちな予兆です。

異音の種類 考えられる原因
金属が擦れる音 ベアリング摩耗・芯ズレ
ガラガラ音 内部部品の緩み
高音のうなり モーター負荷増大

「前からこんな音だった気がする」は、 一番危ない思い込みです。

---

予兆②:振動|本体は嘘をつかない

振動は、機械が無理をしているサインです。

特に注意したいのは、徐々に振動が大きくなるケース。 これは「慣れ」ではなく、確実に進行している劣化です。

予兆③:温度上昇|見えない負担がかかっている

運転はできているのに、 「本体が以前より熱い」と感じたら要注意です。

温度上昇の背景 起こりやすい原因
冷却効率低下 フィルター詰まり・冷却ファン不良
内部抵抗増大 摩耗・潤滑不良

温度は「限界まで我慢してから壊れる」タイプの予兆です。

現場の「違和感」を放置するとどうなるか

違和感を放置した結果、よくあるのが以下の流れです。

  1. 異音・振動・発熱が出る
  2. 「まだ動くから」と様子見
  3. 夜間・休日に突然停止
  4. 復旧まで生産停止

これは設備トラブルではなく、判断ミスとも言えます。

BPC視点で重要なのは「止まる前に動く」こと

BPCの基本は、最悪の事態を想定し、先に手を打つことです。

おすすめの行動

「止まってから考える」のでは遅く、 違和感の段階で動ける工場が強いのです。

まとめ|「なんとなく不安」は重要な情報

エラーが出ない=正常、ではありません。

これらはすべて、コンプレッサーが出しているSOSです。

そのサインを見逃さず、 点検・更新・レンタルなどの判断材料にすることが、 結果的にコストと停止リスクを減らします。

トラブル時の相談先に迷ったら

ご相談はこちら
info@yumesfrontier.com

▶ 無料相談・在庫一覧はこちら

SNSでこの記事を共有

X(旧Twitter) Facebook LinkedIn