省エネ設備を入れたのに電気代が下がらない理由
― 失敗する工場の共通点

「インバータ機に入れ替えた」 「最新の省エネ設備を導入した」 それなのに、電気代が思ったほど下がらない。

実はこの相談、非常に多くあります。

結論:
省エネ設備の失敗原因は、
設備そのものではなく「使い方」と「設計思想」にあります。

本記事では、 省エネ投資が成果につながらない工場の共通点を具体的に整理します。

よくある誤解|省エネ設備=電気代が下がる

省エネ機器を導入すれば、 自動的に電気代が下がると思っていませんか?

実際には、 「省エネ効果が出る前提条件」を満たしていないケースが多いのが現実です。

失敗する工場の共通点① 運転時間が変わっていない

もっとも多い失敗例がこれです。

重要:
どんな省エネ設備でも、
回していれば電気は食います

設備更新だけで「止める文化」が変わらなければ、 電気代はほとんど下がりません。

失敗する工場の共通点② 圧力設定が高いまま

省エネ機を入れても、 圧力設定が以前と同じというケースは非常に多いです。

設定圧力 影響
0.1MPa上げる 消費電力 約7〜10%増

「現場がうるさいから」「念のため」 この理由で高圧運転を続けていると、 省エネ効果は一気に消えます。

失敗する工場の共通点③ 配管・エアー漏れを放置

省エネ機を入れても、 エアが漏れていれば意味がありません。

実態:
エアー漏れが全体使用量の20〜30%
という工場も珍しくありません。

失敗する工場の共通点④ 台数構成が変わっていない

主機・補機の役割を見直さず、 新しい機械を「足しただけ」になっていませんか?

状態 問題点
主機1台酷使 効率悪化・寿命短縮
補機未活用 負荷分散できない

省エネは設備単体ではなく、全体設計です。

失敗する工場の共通点⑤ 効果測定をしていない

導入後、こんな状態になっていませんか?

省エネ失敗の最大要因:
結果を見ていないこと

まとめ|省エネは「設備」ではなく「運用」

省エネ設備を入れたのに電気代が下がらない工場には、 共通する特徴があります。

本当の省エネは、 設備導入の「前」と「後」にあります。

まずは、自社のコンプレッサーが どう使われているかを整理することから始めてください。

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