その増設、本当に必要?エアー不足の本当の原因チェックリスト

― 「足りない=買う」の前に確認すべきこと

「エアーが足りないから、もう1台増設しよう」

この判断、実は年間数百万円の無駄投資になることがあります。

本記事では、経営者・工場長・設備担当者向けに エアー不足の本当の原因を整理します。

なぜ“増設”が最初の選択肢になるのか?

圧力が下がる、生産設備が止まる―― その瞬間、最も分かりやすい対策が「増設」です。

しかし実際には「供給不足」ではなく「ロス拡大」が原因のケースが多くあります。

チェック① エア漏れは放置されていないか?

工場内のエア漏れは総使用量の20〜30%に達することもあります。

漏れ箇所 よくある原因
継手部 シール劣化・緩み
ホース 亀裂・摩耗
未使用設備 バルブ未閉止

漏れを止めれば、増設せずに解決するケースは少なくありません。

チェック② 圧力設定が高すぎないか?

「現場から下げるなと言われる」 そのままになっていませんか?

過剰な圧力設定は、 不足を生む構造そのものになります。

チェック③ 配管ロスは把握しているか?

長距離配管・細径配管は圧力損失を招きます。

原因 結果
配管径不足 末端圧力低下
曲がり箇所多い 流量制限
老朽化内部腐食 流路狭小化

コンプレッサー側は正常でも、 配管側で不足が発生していることがあります。

チェック④ 実は“同時使用”が原因では?

増産や設備追加により、ピーク同時使用量が増加していませんか?

この場合、増設ではなく制御改善で解決する可能性があります。

チェック⑤ 負荷率データを把握しているか?

現状の負荷率を把握せずに増設判断をしている場合、 投資判断としては危険です。

状態 増設必要性
常時95%以上 検討余地あり
平均70~80% ロス改善優先
50%未満 増設不要

増設が必要なケースとは?

それ以外は、まずロス改善が原則です。

まとめ|“買う前に測る”が鉄則

エアー不足の原因は、

であることが多く、単純な供給不足は少数です。

正しい順番は、 ①可視化 → ②原因特定 → ③対策 → ④それでも足りなければ増設

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