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2016年3月23日 水曜日配信  文 スタッフ-matsumoto

折り紙のドローン?折り鶴型飛行体「ORIZURU」


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ロームが開発した折り鶴型飛行体「ORIZURU」をご存知でしょうか。
「折り鶴をドローンのように飛ばす」というものです。
この折り鶴型飛行隊「ORIZURU」は、昨年10月に開催された CEATEC JAPAN 2015において、
テクノロジ・イノベーション部門準グランプリ を獲得しています。

■折り鶴が空を飛ぶ?
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折り鶴が空を飛ぶ様子は、革新的でとても面白いです。
ではこの折り鶴はどのようにして飛ぶことができているのでしょうか。
折り鶴型飛行体「ORIZURU」には、ロームグループのラピスセミコンダクタが 開発した超軽量省エネマイコンボードLazurite Flyが搭載されています。
無線通信IC、センサ、モータードライバをSDカードサイズに凝縮し、
それを折り鶴に搭載することで、ラジコン制御可能なわずか31グラムの 折り鶴飛行体を実現しています。
本体は和紙やカーボン製のパイプで作成し、徹底的な軽量化を目指しています。
つまり、ものすごく小さくて軽い無線通信IC、センサ、モータードライバを 折り鶴に搭載しているわけです。
すごい技術ですね。
折り鶴型飛行体「ORIZURU」は、ラジコンのように手元で遠隔操作します。
風向きなどの条件さえ整えば、1回の充電で最大10~20分間の飛行が可能だそうです。

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■折り鶴型飛行体「ORIZURU」開発における背景
開発に協力した超小型飛行体研究所の宗像俊龍さんは、 “飛行機の形なら飛んで当たり前だが、
折り鶴の形を飛ばそうとするのは難しい” とおっしゃっています。
実際の鶴のような、優雅で艶のある飛び方を追求したそうです。
日本古来より親しみのある折り鶴を飛ばそうという発想がまず素晴らしいですし、
さらにそれを実際に飛ばしてしまう技術が凄いです!
この「ORIZURU」は米国メディアパネル・イノベーションアワードにおいて Electronic Components分野の部門賞も受賞しています。
「Origami-style drone」として、海外でも高い評価を得ているようです。
日本文化を象徴する折り紙を通して、日本のものづくりをどんどんアピールして いってほしいですね。








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